和名・科名

ヒメカイウ ( サトイモ科 )


  • 咲き始め

    5月~


    場 所

    クリンソウの谷


    草丈・樹高

    30cm未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    北海道や本州の中北部に分布する。国外では、北アメリカのアラスカから五大湖にかけて、ヨーロッパ、アジアの一部に分布する。日当たりのよい湿地内の池などに群生する高さ10~30cmの多年草。根茎が池底の泥中を這う。葉は叢生する単葉で、表面に光沢がある。葉柄は長さ10~25cmで、葉柄鞘部の上端に長さ3~5cmで膜質の葉舌がある。高さ15~30cmの花茎を根生し、長さ4~6cmの白い広卵形~広楕円形の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。肉穂花序は長さ1.5~3cmの円柱形で付属体はつかない。花には花弁はなく、肉穂花序に密につく。果実は球形の液果で赤く熟す。


    日本名(名の由来)

    「姫海芋(ヒメカイウ)」 古くは「海芋」「海宇」(かいう)といった。カイウ(オランダカイウ)より小型であることに由来する。


    薬 効