和名・科名
咲き始め
5月~
場 所
薬草コーナー
草丈・樹高
1m以上2.5m未満
花の色
黄色
特 徴
本州の東北地方南部から、四国、九州に分布する。日本固有種。山地や山原、野原に生える落葉低木。高さ葯2m。株元から幹をたくさん出し、細かく枝分かれして茂る。枝の葉の付け根あたりに3本のトゲが生える。春、葉が開く頃、小さな黄色い花が2~4輪ずつ下向きに垂れ下がるように咲く。花後には楕円形の小さな果実ができ、晩秋になると熟して真っ赤に色づく。
日本名(名の由来)
「目木(メギ)」 枝を煎じて洗眼薬に利用されていたことに由来する。
薬 効
薬用 [生薬]枝を乾燥させたものを小蘗(ショウハク)という。脱脂綿に煎じ液を浸して軽く洗眼し、眼の充血、結膜炎に用いる。煎じて、健胃、整腸、下痢止めに用いる。煎じ液を冷ましてから患部に塗布し、あせも、かぶれに用いる。煎じ液でうがいをして、歯痛や歯ぐきの腫れに用いる。