和名・科名
咲き始め
4月~
場 所
友好姉妹都市ゾーン
草丈・樹高
4m以上
花の色
紫~桃色
特 徴
古くに薬用として渡来した植物。原産地はヒマラヤ西部~フェルガナ盆地にかけての地域。高さ5~10mになる落葉小高木。樹皮には赤みがあり、若枝は褐紫色で無毛。葉は互生する単葉で、広卵形~卵円形で、葉の縁に細かい鋸歯がある。葉の基部はまるく、腺点があり、葉脈の基部に毛があるほかは無毛。葉柄はウメより長く、ときに腺点がある。花は前年の枝に1~2個つき、淡紅色の5弁花で、葉が出る前に咲く。花柄はなし。果実は淡緑黄色~黄橙色に熟す。ウメとの交雑の痕跡がある。アプリコットと英名で呼ばれることもある。別名、カラモモ(唐桃)。
日本名(名の由来)
「杏子(アンズ)」 和名アンズは、杏子の唐音とされている。古名は、カラモモである。
薬 効
薬用 [生薬]種子を乾燥したものを杏仁(キョウニン)という。煎じて、鎮咳薬として、ぜんそく、せき、呼吸困難などの症状に用いる。アンズ酒として、疲労回復や鎮咳去痰薬として用いる。