和名・科名

シオン ( キク科 )


  • 咲き始め

    9月~


    場 所


    草丈・樹高

    1m以上2.5m未満


    花の色

    紫~桃色


    特 徴

    日本では、中国地方から九州に分布する。国外では、中国、朝鮮半島、シベリアに分布する。山間の草地に生える大形の多年草で、観賞用として庭にも植えられる。茎は高さ1.5~2mで直立し、葉とともに毛がある。根生葉は束生し大型。茎葉は互生で小さい。秋に淡紫色の舌状花と黄色の冠状花からなる頭状花序をつける。冠毛は白色。別名は鬼の醜草(オニノシコグサ)、十五夜草(ジュウゴヤソウ)、思い草(オモイグサ)。


    日本名(名の由来)

    「紫苑(シオン)」 漢名の紫苑の音読みから名前が付けられている。また、花の色である「紫」と、群生する姿、花ぞのの意味の「苑」が組み合わされた名前と言われている。


    薬 効

    薬草 生薬名:秋の10~11月に根と根茎(こんけい)堀り、良く水洗いしてから天日で乾燥したものを紫苑(シオン)という。煎じて服用。せき止め、去痰(きょたん)、利尿。