
和名・科名
咲き始め
6月~
場 所
薬草コーナー
草丈・樹高
4m以上
花の色
紫~桃色
特 徴
原産地は熱帯アジアや熱帯アメリカとされてている。特に、ヒマラヤ地方やネパール、東南アジア地域が有力な原産地とされている。日本への伝来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったものが初めとされる。鉢植え、また庭に植えられる蔓性の1年草。茎は細長く、左巻きの蔓は長さ3m以上にもなる。葉は互生し、長い柄があり、両面に毛がある。夏に葉腋に大きなロート状の藍紫、白、紅色などの花を開く。萼は5つに深くさけ、雄しべ5。蒴果には永存性の萼がある。アサガオづくりはキクづくりとともに古くから行われ、多くの品種がある。
日本名(名の由来)
「朝顔(アサガオ)」 朝に花が咲き、昼にはしぼんでしまう特性を朝の美しい顔にたとえて「朝の顔(朝顔)」と呼ばれるようになった。また、古くは「牽牛子(けにごし)」や「牽牛花(けにごか)」とも呼ばれていた。
薬 効
薬用 [生薬] 成熟種子だけを集めて乾燥させたものを牽牛子(けんごし)という。種皮の黒紫色のものを黒丑(こくちゅう)、黒牽牛子(くろけんごし)と、種皮の黄白色のものを白丑(はくちゅう)、白牽牛子(しろけんごし)ともいう。煎じて、または粉末にして服用することで、利尿、殺虫を兼ねた峻下剤(しゅんげざい)として下半身の水腫、尿閉症に効果がある。