和名・科名

イヌコリヤナギ ( ヤナギ科 )


  • 咲き始め

    4月~


    場 所

    ひょうたん池


    草丈・樹高

    2.5m以上4m未満


    花の色

    灰色~黒


    特 徴

    沖縄を除く日本全国で普通に見られる。国外では、朝鮮に分布している。各地の原野や溝の近く、時には山地の湿ったところに生える落葉低木。通常は高さ2~3mの株立ち状に育つ。雌雄異株。やや赤みがかり、つやのある枝は、細く真直ぐで無毛。葉は、対生あるいはやや互生で、細かい長楕円形をし葉柄はない。葉の長さは3~5cmほどで両端は鈍円形。葉の多くはやや青みがかった緑色で裏面は白色を帯び、葉の縁は、細かいきょ歯があるものと、全縁のものがある。早春、葉よりも早く尾状花序を出す。花序の長さは3cmほどで、花は小花で密につく。雄花は葯が目立つので紫紅色~黄色に、雌花は、卵状楕円形で花よりも短く、黒色をした「苞」の部分が目立つので、緑と黒が混じって見える。雄しべ1。蒴果は2片に裂け、白綿毛のある種子がとび出す。


    日本名(名の由来)

    「犬行李柳(イヌコリヤナギ)」 コリヤナギに似ているが利用価値がないことに由来する。命名は、幕末から明治にかけて活躍し、「日本の博物館の父」として知られる 田中芳男。


    薬 効