和名・科名

オオバコ ( オオバコ科 )


  • 咲き始め

    6月~


    場 所

    野草の丘


    草丈・樹高

    30cm未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    北海道から沖縄まで分布する。国外では、千島、朝鮮半島、中国、台湾、サハリン、シベリア東部、マレーシアなど東アジアを中心に広く分布する。山野、道端に普通に生育する多年草。葉は根生葉で束生し、数条の平行脈がある。葉柄は葉身と同長か長い。葉鞘は膜質。夏、花茎を出して穂状花序に小花をつける。花冠は白色でロート状をなし、4裂する。雄しべ4。萼片は緑色で4。蒴果は楕円体で、熟したものは横の線のところから蓋が外れる。葉は時に食用になる。


    日本名(名の由来)

    「大葉子(オオバコ)」 広い葉にちなんで付けられた。


    薬 効

    薬用 [生薬]全草を採取し、乾燥させたものを車前草(しゃぜんそう)、秋に結実した実を乾燥させ、種子のみを集めたものを車前子(しゃぜんし)、葉だけを乾燥したものを、車前葉(しゃぜんよう)という。下痢止め、咳止め、止血、強壮には車前草を煎じて用いたり、利尿薬としては、車前子を煎じて用いる。食用 [食用部位]若葉を摘み、塩ゆでした後、油いためや和え物にして利用する。また、天ぷらなどにしても食べられるが、この際は、葉に空気抜き用の切れ込みを入れること。