和名・科名

オニノヤガラ ( ラン科 )


  • 咲き始め

    6月~


    場 所

    ミズバショウの谷


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    黄色


    特 徴

    北海道、本州、四国、九州に分布する。国外では、中国と韓国、台湾に分布する。山野の林中、湿原にに生える多年草。腐生植物であり、葉緑素を持たず、光合成を行わない。ナラタケ属の菌に寄生して養分を得ている。地下の塊茎は長楕円体で長さ10~18cm、肥厚している。茎は直立し高さ1m位。全体が黄褐色を帯びていて、茎の上部の総状花序に短い柄のある花を密につける。外花被3片は合着して壺状になり、口が3裂する。


    日本名(名の由来)

    「鬼の矢柄(オニノヤガラ)」 直立する茎を鬼が用いた弓の矢に例えたことに由来する。


    薬 効

    薬用 [生薬]塊茎を乾燥させたものを天麻(テンマ)という。煎じて、鎮痛、頭痛、めまい、けいれん、顔面紅潮、関節痛、ひきつけなどに用いる。