和名・科名

ジャーマンカモミール(カミツレ) ( キク科 )


  • 咲き始め

    5月~


    場 所

    友好姉妹都市ゾーン


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    高さ30~60cmになる1年草あるいは越年草。茎は緑色で平滑、多数分枝する。葉は互生で2~3回羽裂し、裂片は短い狭線形。茎上端に散房状に径が13~25mmの頭花をつける。花床は長円錐形で、中空。白色の舌状花は周囲に1列に並ぶ。中心には両性の筒状小黄花を多数つける。花にはリンゴのような甘い香りがある。ハーブとして栽培されるほかに、花つきに優れているので花壇にも使われている。


    日本名(名の由来)

    「加密列、加密爾列(カミツレ)」 由来は、オランダ語名カーミレ(kamille [kaˑˈmɪlə])の綴り字に、漢字を当てて「カミッレ」とし、これを誤読したもの。カモミールの名は、「大地のリンゴ」という意味。


    薬 効

    薬用 [民間薬]欧州の代表的民間薬で、消炎、鎮痛、鎮痙(ちんけい)、発汗、強壮、腸管の蠕動(ぜんどう)促進などの効果があるため、頭花に熱湯を注いだものを、頭痛、カゼ、神経痛、リウマチ、腰痛、不眠症、小児ぜんそく、下痢、便秘、胃腸炎の薬として用いる。また、頭花や茎葉を浴湯料として神経痛、リウマチ、痔、冷え性に用いたり、香料として、リキュールやシャンプー、香水などに用いたりもする。