和名・科名

カンボク ( ガマズミ科 )


  • 咲き始め

    6月~


    場 所

    ひょうたん池


    草丈・樹高

    4m以上


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    北海道、本州の中部地方以北に分布する。国外では、東アジア北東部に分布する。ブナ帯から上の山地の疎林内や林縁、やや湿り気のある場所に生える落葉小高木。高さ2~7m。葉は長い柄を持ち対生し、3つに浅く裂ける。枝の上部に多数の白色花をつける。実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で赤く熟し、葉が落ちた後もそのまま残る。実は鳥が食べないため、雪が降っても見られる。材は白色で香気があり、日本では楊枝や房楊枝の材料として使われてきた。


    日本名(名の由来)

    「肝木(カンボク)」 名の由来は不明だが、この植物には止血効果などの効能があり、人に役立つ肝要な植物とされていたことに由来しているとする説がある。


    薬 効

    薬用 [民間薬]枝葉を煎じた液には止血効果があり、切り傷、擦り傷などに用いる。その他[利用法]枝が白く芳香があるため、楊枝として利用した。