和名・科名

セイヨウノコギリソウ ( キク科 )


  • 咲き始め

    7月~


    場 所

    薬草コーナー


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    紫~桃色


    特 徴

    ヨーロッパ原産。日本には1887年(明治20年)に渡来した。栽培される多年草。茎は高さ60~100cm。葉は細かい羽状複葉で、ノコギリのように見える。葉は互生で柄はない。夏に茎の上部で分枝し、外周に短い白色または淡紅色の小さな舌状花よりなる頭状花序をつける。切り花用としても栽培される。


    日本名(名の由来)

    「西洋鋸草(セイヨウノコギリソウ)」 西洋から渡来したノコギリソウの意。ノコギリソウは、葉の縁に細かい切れ込みがあり、のこぎりのように見えることによる。


    薬 効

    [民間薬]地上部の全草を乾燥したものを西洋蓍草(せいようしそう)と呼ぶ。一日量5~10gを水400ccで、半量になるまで煎じ、3回に分けて服用する。胃液分泌促進作用があり、健胃、強壮、発汗、通経薬として効果がある。生の葉を揉んで、汁を傷口につけると止血作、抗炎症作用がある。