和名・科名

センブリ ( リンドウ科 )


  • 咲き始め

    10月~


    場 所

    ロックガーデン


    草丈・樹高

    30cm未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    北海道西南部から九州にまで分布する。国外では、中国、朝鮮半島に分布する。日当たりの良い草地に生える2年草。茎は四角張り直立し、高さ20~25㎝で暗紫色をおびる。葉は対生。秋に茎の上部の葉腋に円錐花序を出して、紫色のすじのある白色の花を複数つける。萼、花冠ともに5つに裂けるが、花冠は深く裂けるため、ほとんど離弁花のように見える。雄しべ5、雌しべ1。全草に苦味があり、胃腸薬として知られる。当薬(トウヤク)ともいう。


    日本名(名の由来)

    「千振(センブリ)」 全草が非常に苦く、植物体を煎じて「千回振出してもまだ苦い」ということから、「千度振り出し」が略されて名付けられたとされている 別名の当薬(とうやく)は、試しに味見をした人が「当(まさ)に薬である」と言ったという伝説から生まれたとされる。


    薬 効

    薬用 [生薬]乾燥した全草を粉末にしたものを当薬(トウヤク)という。1日3回耳かき一杯を内服することで、消化不良、食欲不振、胃痛、腹痛、下痢などに効果がある。