
和名・科名
咲き始め
7月~
場 所
薬草コーナー
草丈・樹高
1m以上2.5m未満
花の色
黄色
特 徴
地中海が原産のハーブ。日本には明治初期に渡来した。茎は直立し緑色で高さ2m位となり円柱形。根生葉には長い柄があり、茎葉は柄の基部が鞘となる。夏に茎の頂に散形花序をなし、黄色の小花を多数つける。花弁5。雄しべ5。子房は下位で1。果実は香りが強く、薬用または香辛料として用いる。和名はウイキョウ。
日本名(名の由来)
「茴香(ウイキョウ)」の名前の由来は、「茴」を唐音で「ウイ」、「香」を漢音で「キョウ」と読み、「ウイキョウ」となった。フェンネルの名前は、ラテン語の「foenum(干し草)」に由来。これに小さいことを表す語尾がついて、「小さな干し草」を意味する「foeniculum」となり、これが変化して「fennel(フェンネル)」となった。
薬 効
薬用 [生薬]果実を乾燥させたものをの茴香(ウイキョウ)という。健胃、鎮痛作用があり、煎じ液にして服用することで、食欲減退、腹痛、下腹部痛、神経質で胃痛や胸やけがあるなどの症状に効果がある。食用 [食用部位]葉や実をハーブとして用いる。特に魚との相性が良い。また葉や茎の肥大部をピクルスやスープなどにして食用とする。