
和名・科名
咲き始め
7月~
場 所
ミズバショウの谷
草丈・樹高
2.5m以上4m未満
花の色
紫~桃色
特 徴
ほぼ日本の全土に分布する。国外では、東アジアに分布する。草やぶに生える多年草。茎は左巻きの蔓性で長く伸びる。葉は長さ4~10cm、有柄で対生する。茎とともに少し毛がある。夏に葉腋に花をつける。花冠は鐘状で灰白色。内面は紅紫色で毛が多い。果実は球形で黄褐色に熟す。全体に悪臭がある。
日本名(名の由来)
「屁糞葛」(ヘクソカズラ) 葉や茎を揉むと強い悪臭を放つことに由来する。この悪臭が「屁(へ)」や「糞(くそ)」のような匂いに例えられたため名付けられた。
薬 効
[民間薬]秋に熟した果実を採取して、生の実を良く水洗いしてからつぶし、市販のハンドクリーム5に対して果実1の割合で良く練り合わせ、患部に厚く塗りガーゼなどで押さえておき、朝晩これを繰り返すことで、しもやけ、ひび、あかぎれなどに効果がある。また、乾燥した根茎を刻んで約10グラムを、水約0.5リットルで煎じて服用することで、腎臓病、かっけ、下痢止めなどに効果がある。