和名・科名

ヤマハンノキ ( カバノキ科 )


  • 咲き始め

    3月~


    場 所

    クリンソウの谷


    草丈・樹高

    4m以上


    花の色

    赤~橙色


    特 徴

    日本全国に広く分布する。国外では、朝鮮、中国、樺太、カムチャッカ、東シベリアに分布する。山地や平地に生える高さ17mになる落葉樹。幹は直立分枝する。葉は有柄で互生し、裏面は灰白色をおびる。雌雄同株(しゆうどうしゅ)。春、前年の秋にできて越年した紫褐色の有柄の雄花の尾状花穂が小枝の先から垂れ下る。雌花穂も紫褐色で、数個が総状につく。直径2cmほどの松かさ状の球状果を形成し、中には羽のある種子が形成される。葉が卵円形なのでマルバハンノキともいう。


    日本名(名の由来)

    和名「山榛の木(ヤマハンノキ)」は、古名を榛(はり)といい、ハンノキという名称はハリノキ(榛の木)が変化したものである。ハンノキの仲間は湿地に自生が見られるが、ヤマハンノキの場合、山地に見られることから。


    薬 効