和名・科名
咲き始め
5月~
場 所
クリンソウの谷
草丈・樹高
30cm以上1m未満
花の色
白~肌色
特 徴
北海道から九州にまで分布する。山地の湿った斜面や崖などに生える高さ30~40cmの多年草。根茎は短く、多肉質。茎は柔らかく斜めに伸びる。葉は無柄で互生する。春に、葉腋に花をつける。雄花序には、短柄があり、黄白色の雄花をかためてつける。花被片4,雄しべ4。雌花序には、無柄で球状の雌花をかためてつける。花被片3。雄花序が脱落後に雌花序が開花するため、両方の花を同時に見ることはできない。秋、茎にムカゴ(珠芽、零余子)を作る。
日本名(名の由来)
「蟒蛇草(ウワバミソウ)」 ヘビ(大蛇)のいそうなじめじめした場所を好んで生えるという意味で、別名の、ミズ、ミズナは茎がやわらかで水分が多いことに由来する。
薬 効
食用 [食用部位] 山菜として主に茎を食べる。採取時期は春から秋までと長く、食べ方も、生のまま天ぷらや炒め物にしたり、かるく塩ゆでした後、水で晒し、おひたし、ごまやクルミなどの和え物、炒め物、煮物、汁物、酢の物、卵とじなどにして食べることがができる。