和名・科名
エゾミソハギ ( ミソハギ科 )
咲き始め
7月～
場 所
クリンソウの谷
草丈・樹高
1m以上2.5m未満
花の色
紫～桃色
特 徴
日本では北海道から九州に分布し、特に北海道に多く見られる。国外では、ユーラシア大陸、地中海に分布する。溝や湿地に生える多年草。全株青緑色で、茎は直立して高さ１m以上にもなる。葉は柄がなく対生。夏に葉腋に紅紫色の花をつける。萼は緑色で先が６つに裂け、花弁６、雄しべは12、その内６本は短く、６本は長い。ミソハギに似るも全株に毛があり、葉の基部が広がり、茎を抱くので区別できる。
日本名（名の由来）
「蝦夷禊萩（エゾミソハギ）」 ミソハギの変種で、ハギに似て禊（みそぎ）に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれ、北海道に多いミソハギの意味から。
薬 効
ミソハギに同じ 薬用 [生薬]全草を乾燥させたものを千屈菜(せんくつさい)という。煎じて、下痢止め、急性腸炎、膀胱炎、むくみなどに用いる。煎じ液を冷やして、ガーゼなどに浸して冷湿布することで、あせも、靴擦れ、股ずれ、草かぶれなどの湿疹、かぶれや切り傷などの止血に用いる。食用 [食用部位]若芽を茹でて水にさらし、あく抜きをしてから、和え物、炒め物、佃煮にするほか、花を軽く湯通しして、サラダに利用する。
