和名・科名

オオバナノエンレイソウ ( シュロソウ科 )


  • 咲き始め

    5月~


    場 所

    ミズバショウの谷


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    北海道に多く自生する。高さ30~70cm位で大群落をつくる多年草。葉は菱形状広卵形で茎頂に3個を輪生する。春に茎頂に白い大きな3枚の花弁を付ける。花の中央に子房がある。萼に相当する外花被片は緑色で、花弁に相当する内花被片は白色であまりとがらない。液果は球形で紫黒色。シロバナエンレイソウとは、花糸より葯が長いことと、花被片が鈍形であることなどの違いがある。


    日本名(名の由来)

    「大花延齢草(オオバナノエンレイソウ)」 大きな花の延齢草の意味。延齢草は、アイヌ語で本植物を指すエマウリが転訛したものとする説がある。


    薬 効

    有毒 [有毒部位]根茎に毒を有する。中毒症状は、嘔吐、下痢など。[食用]果実は甘みがあり生で食べられる。また、若芽は、塩を入れた熱湯で茹でてから流水で3時間晒したのち、お浸しなどで食べられる。どちらも、多食は避けた方が良い。