和名・科名

カラハナソウ ( アサ科 )


  • 咲き始め

    8月~


    場 所

    薬草コーナー


    草丈・樹高

    4m以上


    花の色

    黄緑~緑


    特 徴

    北海道、本州の中部以北に分布する。国外では、中国北部に分布する。山地に生える蔓性の多年草。雌雄異株。茎は長いつるとなり、他の草本に巻き付いて茂り、葉柄とともに鉤刺がある。葉は対生(雌の花穂をつける小枝の葉は普通互生)で葉面はざらつく。秋に細かい花をつける。雄花は淡黄色で多数が円錐花序につく。雌花は淡緑色で球状に集まる。本植物は、セイヨウカラハナソウ(ビールの味や香りづけに使われるホップ)の1変種。


    日本名(名の由来)

    「唐花草(カラハナソウ)」 雌株につく松毬(まつかさ)状の雌花を果穂と間違い、唐(から)の花(唐から渡来した)花として、唐花草の名がついた。また、別の説としては、他の物にからんで生長する、からむ草から、唐(から)を当て字にして、唐花草の名になったという説がある。


    薬 効

    薬用 [民間薬]陰干し乾燥した果穂を、お茶のように熱湯を注ぎ飲用する。健胃、鎮静、利尿の効果がある。