
和名・科名



咲き始め
11月~
場 所
マグノリア通り
草丈・樹高
30cm未満
花の色
紫~桃色
特 徴
日本固有種。関東地方南部から紀伊半島東部の地域に分布する。山地の樹下に生える常緑多年草で、根茎は地表近くを斜めにはい、筋が多く多肉で暗紫色。葉柄は長く汚紫色で、葉表面は濃緑色を呈し、白斑や葉脈があり、毛がまばらに生えている。晩秋から初冬に暗紫色で黄緑色を帯びた花を半ば地にうずもれて咲く。茎は非常に短く、茎の先に1枚の葉と1個の花をつける。花のように見えるのは花弁ではなく3枚の萼片。萼片の中には、雌しべより短い雄しべ12個と、花柱の上部が2裂し尖り、先端部より下がったところに柱頭がある雌しべ6個がある。本園では冬期間に開花するため、翌春雪融け後、落ち葉の下で観察することができる。カントウカンアオイともいう。
日本名(名の由来)
「寒葵(カンアオイ)」 「寒」は冬でも葉が残る常緑性であること、「葵」は徳川家の家紋のモチーフとなっているフタバアオイに似ていることに由来している。
薬 効
薬用 [生薬] 秋から冬の開花期に、地下の根茎と根を掘り取って水洗いして、陰干したものを土細辛(ドサイシン)という。根茎および根に含まれる、精油とアミノ酸のピペコール酸によって鎮咳(ちんがい)作用があることが証明されている。