和名・科名

カントウマムシグサ(トウゴクマムシグサ) ( サトイモ科 )


  • 咲き始め

    4月~


    場 所

    ひょうたん池


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    紫~桃色


    特 徴

    日本本州(北海道、中部内陸地、東北南部、近畿地方西部)、朝鮮、サハリン原産。特に関東に多い。林下に生える多年草。高さ1mになる。広義のマムシグサの1型で極めて変異に富む。花は春、普通葉は1~2個つき、偽茎部は長く、葉柄部ははるかに短く、小葉は7~17枚、小葉間はるかに短く、小葉間には葉軸が発達する。仏炎苞は通常葉に遅れて開、緑色~紫色。筒口部は少し曲がって耳状で、仏炎苞の中にある付属体は先端がまっすぐな棍棒状。別名トウゴクマムシグサ。


    日本名(名の由来)

    「関東蝮草(カントウマムシグサ)」 茎には褐紫色の模様がある。これがマムシの皮膚の模様に似ているので。関東がついているのは特に関東に多いから。「東国蝮草(トウゴクマムシグサ)」は、東国は畿内から見て東の諸国を指す語か。


    薬 効

    薬草 生薬名:天南星(テンナンショウ) 咳・痰、腫れ物・でき物