和名・科名
咲き始め
5月~
場 所
マグノリア通り
草丈・樹高
4m以上
花の色
白~肌色
特 徴
北海道、本州、四国、九州に分布する。山地に生え、しばしば街路樹などに植えられる落葉樹。高さ30mにもなる。適度に湿気のある肥沃な土壌を好む。葉は対生し、長い葉柄の先に倒卵形の小葉5~7枚を掌状につける(掌状複葉)。裏面には赤褐色の毛がある。5月頃、枝先に円錐花序を直立させ、単性花、または両性花をつける。雄花は7本の雄しべと1本の退化した雌しべ、両性花は7本の雄しべと1本の雌しべをもつ。萼は5つに裂け、花弁4。果実は、熟すにつれて厚い果皮が割れ、種子が現れる。一般的に「栃の実」と呼ばれて食用になる。
日本名(名の由来)
「栃の木、橡の木」 アイヌの人々がトチの実を「トチ」と呼んでいたことに由来する説や、朝鮮語での実の呼称が語源とする説。和製漢字の栃も、十千(トチ)=万=実が多いことから来ているという説などがある。
薬 効
薬用 [生薬]葉の若芽、樹皮、種子を日干しにしたものを七葉樹(シチヨウジュ)という。乾燥した樹皮を煎じて下痢などに用いる。また、しもやけや痔には、種子の煎じ液を用いる。寄生性皮膚病やたむしなどには、若芽から出る粘液を塗布する。