和名・科名

ハンゲショウ ( ドクダミ科 )


  • 咲き始め

    7月~


    場 所

    ミズバショウの谷


    草丈・樹高

    30cm以上1m未満


    花の色

    白~肌色


    特 徴

    本州以南に分布する。国外では、朝鮮半島、中国、フィリピンなど東アジアの亜熱帯性湿地に分布する。日の当たる湿地などで、太い地下茎で生育領域を広げ、群生する多年草。高さは1m位。草全体に一種の臭気がある。根茎は白色で横にはう。茎は直立し、葉は有柄で互生する。初夏、茎上部の葉2~3枚の表面が白くなる。花は、白化した葉に対生した形で穂状の総状花序を出し、多数の小花をつける。花の色は白で有柄、花被片(花弁)はない。雄しべ6~7。雌しべ1。カタシログサともいう。


    日本名(名の由来)

    「半夏生(ハンゲショウ)」夏至(6月21日頃)から数えて11日目から16日目までの期間(7月2日頃からの7月7日頃まで)を、半夏生という。丁度この頃に花を咲かせることに由来するという説。また、「半化粧(ハンゲショウ)」葉の一部を残して、化粧したように白くなることに由来するという説などがある。


    薬 効

    薬用 [民間薬]全草を乾燥させ、煎じて、利尿に用いる。腫れ物には、煎じた液で患部を洗う、または、生の葉に塩を入れすりつぶした汁を塗布するなどして用いる。