和名・科名

フジバカマ ( キク科 )


  • 咲き始め

    8月~


    場 所

    七草の庭


    草丈・樹高

    1m以上2.5m未満


    花の色

    紫~桃色


    特 徴

    中国原産の多年草。秋の七草の一つ。葉は3裂するが、下部の葉は分裂しないことも多い。葉は対生し、短い葉柄がある。秋に茎の上部で分岐し、淡紅紫色の少数の管状花よりなる頭状花序を密生する。花が似るヒヨドリバナに比べて、葉がやや厚く、表面に光沢があり裏面に腺点がない点で区別できる。 サワヒヨドリには葉柄がない。                                                                            山形市野草園では、9月末から10月初旬にかけて、この花の蜜を吸いに「アサギマダラ」という蝶が飛来する。渡りをする蝶として有名。南方で越冬した後、春に蔵王など東北方面に飛来し、繁殖期を迎える。そして秋に南方へと移動する。遠くは、沖縄や台湾でもその飛来が確認されている。本園では、南下する直前にフジバカマに集まるアサギマダラを多く見ることができる。


    日本名(名の由来)

    「藤袴(フジバカマ)」 花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることから。


    薬 効

    薬草 生薬名:蘭草(ランソウ) 血糖、利尿、解熱、通経、糖尿病