和名・科名
咲き始め
5月~
場 所
友好姉妹都市ゾーン
草丈・樹高
30cm以上1m未満
花の色
水色~青
特 徴
南ヨーロッパの地中海沿岸地域を中心に分布する1年草。道端や荒れ地など、日当たりの良い場所に自生する。ハーブの1種。古くから栽培されてきたため各地で野生化して、ヨーロッパの他、南北アメリカ、オーストラリアなどで帰化している。草丈は30~100㎝程。葉は卵形で互生。茎はよく分枝する。葉茎は荒い毛で覆われ、素手で触るとチクチクする。花期は5月~7月。茎の上部の葉腋から花序を出し、花径2~3㎝程度の花をうつむき加減に十数輪咲かせる。花は鮮やかな青色をしており、花から採れる汁はかつて聖母マリアの青い衣装を描くために使われていため、ボリジの青は「マドンナブルー」と呼ばれる。まれに白、ピンクもある。花は花冠が5裂した星形で、裂片の先は細く尖って反り返る。
日本名(名の由来)
「瑠璃苣(ルリジサ、ルリヂサ、ルリヂシャ)」 瑠璃色の花をした、チサ(苣)はレタス(キク科)の意味。 英名はボリジ Borage。属名になったラテン語名ボラゴ Borago に由来し、さらにアラブ語で「汗の父」(発汗作用を表す)を意味する語に由来する。
薬 効
薬用 [民間薬]葉や花の抽出液(飲み物の盃などに浮かべるなど)にはアドレナリンの分泌を促し、気分を高揚させる成分が含まれるため、ストレスやうつの症状緩和に効果があるとされている。また、解熱、湿疹の緩和にも効果がある。種子を搾って取れる油には、アトピー性皮膚炎や月経障害に効果があるとされている。